当園ならではの保育
当園ならではの保育
○ 漢字教育・立腰指導を取り入れ,基礎能力を高めます。
日課指導では,立腰指導(腰骨を立てる)と漢字教育(今日の確認・出席調べ・絵本学習・絵本の音読・九九・諺等)を毎日行っています。このような指導によって,幼児期の言語能力・集中力・暗記力・忍耐力等の基礎能力を高めています。
漢字教育の指導法
漢字には,もちろん『読み仮名はふりません』漢字を見ずに,読み仮名を追っても意味がないからです。
《登龍館関係出版より抜粋》
立腰指導について
立腰の成果を学習面で紹介しますと集中力,持続力,やる気,反省力がつきます。また運動面では,心身の統一,すばやい力,心の落ち着きがまん強さがついてきます。
以上のような効用がありますが,一朝一夕に結果は得られません。継続していくことによって得られるものだと思います。即効はなくても種まきの努力を怠らないことが,親たり保育士たる者のつとめだと考えています。
○ 土に親しめる外遊びで体力・運動神経・知能・社会性を育てます。
ところが幼児の遊びは幼児の生活そのもので,知能や精神的な発達には欠かせないものです。
発達心理学者から遊びの効用について,報告が多くなされています。
遊びは幼児期にとって,大切なものです。
当園では午前9時~9時50分と午後3時30分~4時30分の2回,園庭での異年齢児自由遊びで土まみれ,泥まみれになって遊ぶ機会をつくっています。
○農作物に興味・関心を持たせ,好き嫌いをしない子や感謝の心を育てます。
また,収穫した農作物は家庭に持ち帰り,家族一緒に野菜の旬を感じ・味合います。
絵本『 もったいないばあさん 』他3冊,歌『 もったいないばあさん音頭 』,『 もったいないばあさんかるた 』,手作りティシュ箱『 もったいないばあさん 』などを通して,
作ってくださった人や自然の恵み・物の存在に感謝しつつ暮らすこと,愛と思いやりの心を育てています。
○ 礼儀作法を身につけさせます。
『しつけ』は適期,適当な時期があります。しつけというものは「三つ子の魂百まで」とも言われているように,小学校以前にしつけねばならないと思われているほどです。
数多くある中で最も基本的なものにしぼり,神埼保育園の「よい子のお約束」として下記の三つを掲げ,しつけます。
三つの「しつけ」の原理について
○ あいさつの原理
あいさつは漢字で「挨拶」と書きますが,辞書を見ますと挨も拶も,迫るという意味です。迫るというのは,相手に近づくということです。一歩前進,半歩前進ということです。明らかに後退ではなく前向きなのです。ですから「あいさつ」は,前向きな積極心の表れです。また,あいさつは,相手の存在を認め,軽んじない,不軽の心の現れです。
○ ハイの原理
「ハイ」は他者からの呼びかけに対応するあり方です。その対応のあり方で最も基本であり,簡素で美しいコトバは「ハイ」です。ハイは「ハ」音と「イ」音の合体です。ハ音は開放です。イ音は緊張です。ですからハイは,開放を意味し確かに聞き取ったという確認の表れです。
○ 「ハキモノ」を揃えるの原理
自分の脱いだ履物を揃えるということは,端的に言って,
シマリ・後始末をつけるということです。
自分で自分を律するという点で,自制力と自律性を意味します。
《登龍館関係出版より抜粋》
○ 絵本の読み聞かせや紙芝居を通して,感性と豊かな心を育てます。
絵本の読み聞かせや紙芝居を通して,感性と豊かな心を育てるとともに,『 命の大切さ 』について特に重要視して取り組んでいます。
毎日,午前8時20分から8時40分までと午後4時40分から5時までの2回行い,また,お昼寝の前やおやつの後にも各教室で絵本の読み聞かせを行っています。
子どもたちは,同じ絵本や紙芝居を何度繰り返し読み聞かせても嫌がりません。それどころか,同じものを繰り返し聞くことが何よりも好きだと思います。特に幼児は,世の中の変化につぐ変化の世界にいます。見るのも聞くのも全て新しく驚くことばかりです。おそらく幼児を含め,子どもたちは日々の変化に驚き,いささかくたびれがちな世の中で,絵本や紙芝居は,ほっとできる安心の世界なのではないかと思います。
普段から,絵本『つながってる』『いのちのまつり』などで命の大切さを
読み聞かせ毎日時間を決めて,紙芝居や絵本の読み聞かせを行なっています。